カシオペアの丘で

すんごい本です。
上の半分くらいからずっと涙腺いかれます。

小説読んでて最近よくあるんが、
｢東京に出てきました｣的展開。
まずこれは、確実に自分の身に置き換えてしまいます。

そして、この本は、
４０歳なって、故郷に戻る。んで閉ざしてきた大学生活を思い出すという展開なんだけど、
あっ現役の方は卒業して半年くらい経ってから読んで頂ければこれでお酒が飲めますよ！

とりあえず４０歳なっても一緒に酒が飲める人、飲めるであろう人が友達やなて思います。
一緒にいるときしかわいわい出来ない人は多分友達じゃなくて、知り合いだな。

誰かが集まろうて言った時に、それに関わってた人たちがなんとかして集まれる、集まる素晴らしさ。
いや、今日実は他にも飲み会あってそっちにもいかなあかんねんよな～

みたいな訳の分からんこと１人でも言う人おったらダメぽやな！
そう考えたらスポーツをやってきて良かったて思います。

大人になりたくないとまた思ってしまう本です。

でも社会からはみ出したらいけないとも思います。
はみ出しそうになるのを堪えてなんとかついていかんと。
社会人が嫌で公務員に！て毎日思うけども。笑

出会ったきっかけてやっぱ大切やなって。
結婚いつかするんやろけど、訳の分からん人としたら４０歳くらいでふと思うんやろな。
結婚する前の、付き合う前の思い出を共感できるかて凄く大事なことだなて思います。

それが２人だけの思い出じゃなくて。
あいつがどうで、あの時どうで・・・
でもあいつこうやったやん！あの時あの後実はこうでさぁ・・・

こういうのをいろんな人と酒飲んでわいわいできてそこに2人がいるのって、幸せっすね。

いいなて思います。
そんな本です。


こういう甘ったるいことや理想論、
こだわりやプライドが消えて、
いつか言えなくなったり
考えられなくなったりしたら、そしたら
完全に大人になったてことなんだろなと思いました。

それまではただのガキんちょやな。